#0 一度も試したことがない:ArConnect
Never have I ever tried シリーズは、基本的なチュートリアルを作成するための取り組みで、入門レベルのユーザーでもArweaveのエコシステムから特定のプロジェクトを使用する際に役立ちます。このチュートリアルでは、プロジェクトが提供するユーザーエクスペリエンスについての情報をシェアします。私たちは、ユーザーがそのサービスにアクセスするためにどの程度の知識が必要かを解明して、改善の余地について私たちのフィードバックを提供するつもりです。
私たちがこの取り組みを始めたのは、エコシステムがより明確な形になりつつあるためです。現在、インフラの重要な部分(分散型ゲートウェイやスワップ機能)は構築中です。それでも、今年はPSTs(プロフィットシェアトークン)やArweaveネイティブdAppsのブームが来るのではないでしょうか。そこで、プロジェクトが多いので、このチュートリアルの必要性が一気に高まる前に、できるだけ多くのプロジェクトをカバーしようと考えています。
今回は、Arweaveのエコシステム全体のゲートウェイである、ウェブブラウザのウォレットエクステンションである、ArConnect に焦点を当てます。
もしあなたがWeb3に慣れていないなら、ArConnectがArweaveネイティブdAppへのあなたの証明書である想像してください。ここでは、企業はあなたのメールアドレスや個人情報を求めません。その代わり、ArConnectを介してあなたとつながることを求めます。
クレジットカードでではなく、ArConnectに保管されたAR(Arweaveのトークン)で支払うことになります。
Arweaveのエコシステムに初めて触れる方は、ArConnectがArweaveにとって、Ethereumや他のEVMチェーンにとってのMetamaskのようなものだと想像してください。Arweaveに対応するウォレットも様々で、Finnie(Koi Networkについての章で話します。とりあえず、dAppがArConnectを要求してきたら99%の確率でFinnieウォレットでも使えるということだけ覚えておいてください)、そしてBitKeepやMath5などのモバイルウォレットがありますが、その中でもOGはArConnectになります。
ArConnectのセットアップ方法
まず、https://www.arconnect.io/ にアクセスします。リンクを見えるようにしたのは、今後どんなフィッシングが起こるか誰にも分からないからです。
ご覧のように、ダウンロードボタンが2つあります。見逃しようはないとおもいます。ところで、もう一度強調しておきますが、ArConnect はウェブブラウザの拡張機能ですので、モバイルデバイスではなく PC にインストールしてください。
ダウンロードボタンを押すと、ブラウザによってはウェブストアに誘導されます。「拡張機能を追加」をクリックし、ダウンロード後、ここに誘導されます↓
ステップ1
このステップでは、パスワードを決めて「作成」ボタンを押す必要があります。このパスワードは、あなたのシードフレーズではないことに留意してください。これはPCにインストールした後、ウォレットに素早く接続するための手段でしかないのです。別のPCで接続したい場合、あるいは別のウォレット(例えばFinnie)を通じて資金にアクセスしたい場合は、シードフレーズまたはキーファイルを入力することで何とかなります。
「作成」「設定ファイルの読み込み」ボタンは、ArConnect ユーザーがブラウザ間でウォレットを迅速に変換するためのユニークな機能です。
「パスワード」、「シードフレーズ」、「キーファイル」、「コンフィグファイル」・・・「どうでもいいから早くやってくれ!」と言いたくなるのは分かります。しかし、これらの概念のニュアンスを十分に理解することが重要です。そうでないと、十分注意を払わずプロセスを急いだために、火傷する可能性が高いのです。
このチュートリアルを続けるうちに、これらの用語をすべて理解できるようになることを期待しています。
ステップ2
次の画面では、「Load wallet」とその上の「New wallet」の2つのオプションが提供されます(私はこれに興奮し、スクリーンショットを撮る前に押してしまいました)。2番目のボタンを押しましょう。
ステップ3
もうすぐそこまできています!あなたのウォレットは既に生成されました。ArConnect は 12個のシードフレーズと、キーファイルを表す JSON ファイルをダウンロードする機能を提供します。これらは両方とも重要です。シードフレーズは紙に書いて保存することをオススメします。スクリーンショットを撮ったり、メモ帳に貼り付けたりしないでください。ブラックハット(ハッカー)に簡単に機会を与えないようにしてくださいね。キーファイルはメモリースティックに保存することをお勧めします。これもインターネットに侵入される可能性があるためです。
ステップ4
ここで少し霧が立ち込めます。ステップ2とほぼ同じ画面にリダイレクトされます。今回は「ウォレットを読み込む」ボタンをクリックする必要があります。念のため、上の緑色で囲ってある部分を見てください。これはウェブ拡張機能を示しています(Chrome ブラウザの場合、他のブラウザでは場所や見た目が異なる場合があります)。かなり頻繁に使うと思うので、ArConnectをピン留めしておけば、ボックスの中に表示されて便利になります。
ステップ5
このとき、12単語のシードフレーズを各単語の間にスペースを入れて入力するか、ダウンロードしたキーファイルだけを使用するかを選択することができます。私の場合は、キーファイルを使いました。特に理由はなく、とにかくここは流れに任せてください。そして、”Load “をクリックします。
ステップ6
これでOKというメッセージはなくステップ4 と同じ表示になります。そこで、拡張機能を確認し、ArConnect(赤枠内のアイコン)をピン留めし、すべて設定されていることを確認しましょう。
これで完了です。あなたはPermaweb への Arweave パスポートを手に入れたのです。しかし、残念ながら残高がゼロです。この問題を解決するには、中央集権的な取引所(BinanceやHuobiなど)からARを購入し、あなたのArConnectウォレットに送信する必要があります。CEX はあなたがコインを引き出したいアドレスを尋ねます。そのアドレスは青枠の中にあるものになります。手書きで書き留める必要はありません。緑枠内の中にあるボタンを使用すれば、すぐにコピーされます。
シードフレーズやキーファイルとは対照的に、あなたのアドレスは誰とでも共有できるように意図されているので、あなたが遭遇するどんな怪しいエアドロップにそれをコピペして、それが他人の目に晒されても大丈夫です。
なぜこんな面倒なことをするのかと思われるかもしれません。CEXからARを調達できるなら、なぜそこに保管しておかない方がいいのでしょうか。まず第一に、あなたはどのdAppにも接続することができないからです。自分のコインを使って、永久保存装置を買うなどの、意味のあることは何もできないからです。次の理由としては、「あなたの鍵ではなく、あなたのコインでもない 」ということです。ArConnectはノンカストディアルウォレットで、あなただけがあなたの資金にアクセスできます。中央集権的な機関が凍結させることはできません。シードフレーズとキーファイルには特に気をつけなければなりません。主人であるということは、小さな群れに責任を持つことを伴います。
特定のステップはありません
ステップ1で質問した設定ファイルを覚えていますか?設定セクションからダウンロードできます。ArConnect を Chrome で初期設定した場合、例えば Brave でアップロードすれば、Chrome ブラウザと同じパスワードと設定を持つことができ、そのまま使用できます。
一般的なWeb3ユーザーにとっては、かなりわかりやすいものになるのではないかと思います。ステップ4と6で同じ画面が表示されるのは、上記のような問題があるのかもしれませんが、あなたのウォレットがすでにアクティブになっていることは簡単にわかります。
しかし、ステップ6ですべてがうまくいき、準備が整ったことを確認できれば、UXとして好ましいといえます。
Join our
Telegram / Discord / Twitter / JP Twitter