Arweaveにデータをアップロードする方法:初心者のためのPermaweb入門
Arweaveを導入された方たちから、permawebにデータをアップロードする最適な方法についての質問がよくあります。一度支払えばずっと保管できるという価値の提案には普遍的な魅力がありますが、その方法は一つではありません。
もしもArweave のことを友人から聞いたのをきっかけに少しGoogle検索しただけでは、ファイルを永久保存する方法はまだよくわからないかもしれません。Arweaveは本格的なアプリではなく、データベースのようなストレージ層なので、permawebにデータをアップロードする方法はたくさんあり、最適な方法はあなたの特定のユースケースによって異なります。
どのようなことがしたいですか?例えば、
- Dropboxのように、文書や写真を個人的に保存。
- ウェブページを現在の状態のまま永久に保存。
- アプリケーションのフロントエンドのホスト。
- アプリケーションのデータをクエリしやすい形でpermawebに保存。
- NFTをアップロードし、注目リワードを得る。
- ファイルの一括アップロード。
この記事でこれから説明していきますが、Arweaveはこれらすべてのユースケースに対応するdApps(分散型アプリケーション)を持っています。
最初のステップ:ウォレットを手に入れ、ARをクレームする
Arweave dApps は通常 ArConnect 経由でウォレットにログインする必要があります。まずはArConnectブラウザエクステンションをダウンロードするのがベストです。これを使えば、ARの送受信、Arweave dAppsへのログインがワンクリックでできるようになります。web2の「Googleでログイン」機能のように、web3ではウォレットがあなたのIDになります。
ArweaveのdAppsを使用するためには、Arweaveエコシステムの通貨であるARも必要です。蛇口(つまりArweave)から少量のARを無料で入手したり、取引所で購入した後ウォレットに送ることができます。
もしも蛇口経由で少量のARを取得するつもりであれば、その流れでウォレットを生成してください。そうでない場合は、ArConnectエクステンションを使用して、お好みの取引所やオンランプからARを送信できるウォレットを作成します。
ARは現在、gate.io、Huobi、Binance、およびTransakやRampなどのフィアットオンランプで購入することができます。オンランプについてはこちらをご覧ください。
必要なデータを保存するためにどれくらいのARが必要かは、arweavefees.comで確認することができます。
ウォレットにARを入れたら、permawebにデータを保存する準備が整います。
ArDriveをDropboxの永久的な代替品として使用する
ArDriveは Arweave の上に構築されたファイルストレージツールです。このツールを使って、あらゆる種類のプライベートなファイルを保存したり、すべての人に見えるように公開したりすることができます。ArDriveを使えば、ファイルをフォルダに整理し、自分だけのものにしたり、ユニークなリンクを生成して誰とでも共有したりすることが簡単にできます。
ArDriveはデスクトップとモバイルウェブの両方で使えます。さらに、1日に50MB以上アップロードしたユーザーは、ArDriveのネイティブ利益分配トークンであるↁで報酬を得る資格があります。
Evermoreを使用して、Arweaveとの間でローカルファイルを自動的に同期する
Evermoreは、Arweaveに自動的にバックアップされるローカル・フォルダを設定することができる、デスクトップ・クライアントを備えた、ファイル・ストレージ・アプリです。
Evermoreは、他のローカル・マシンから同期されたファイルをダウンロードすることもできます。つまり、あなたが所有するすべてのコンピュータが、同じ永久保存ファイルセットを共有できるのです。
ユーザーが1GBのデータをアップロードするたびに、Evermoreの利益分配トークン1500個が与えられます。
Arweaveブラウザ拡張機能でウェブページをアーカイブする
Arweaveは、ウェブページを簡単にアーカイブし、保存された時の状態をそのまま保存する方法として最初に考案されました。これは今でもプロトコルの大きなユースケースであり、Apple Dailyのような出版物を復元不可能になる前に救い出すのに役立っています。
Arweaveウェブ拡張機能はこちらからダウンロードできます。ブラウザのツールバーでそれをクリックすると、ページをアーカイブして、以前に保存したページを再訪することができます。
また、このarweave.newsウェブアプリで、みんなの直近のアーカイブアイテムのフィードを見ることができます。
アプリケーションのフロントエンドをホストする
web3 dAppsの場合、フロントエンドは中央集権的な失敗の主要なポイントです。バックエンドはスマートコントラクトやブロックチェーンに問い合わせるコードで構成されているかもしれませんが、フロントエンドは検閲される可能性があり、しばしば検閲されます。
フロントエンドをArweave上でホストする簡単な方法はいくつかあり、どの程度凝りたいかによって異なります。
最もシンプルなのはarkbというコマンドラインツールで、ビルトウェブアプリの/buildフォルダをアップロードするのに使用します。しかし、あなたのウェブアプリは、あなたがコントロール(短くしたり簡単にしたり)することができない、長くて覚えにくい URL として存在してます。
ArGo は Arweave にフロントエンドを簡単にアップロードでき、かつカスタム URL、つまり従来の .com スタイル、または ENS (.eth !)、を提供する、より充実した代替ツールです。
アプリケーションのデータをpermawebに保存する(そしてクエリする)
permawebの上に構築する開発者は、バックエンドにArweaveを使い、フロントエンドに自分の好きなフレームワークを使うだけで良いのです。アプリケーションの「APIサーバ」はArweave – 直接クエリされたトランザクション、またはSmartWeaveコントラクトの状態のどちらかです。
例えば、Arweaveの上にシンプルなソーシャルメディアアプリを構築する場合、permawebに「投稿」を送信し、それを照会して返すフロントエンドが必要になります。このために、フロントエンドでarweave-jsを使うことになります。
Arweaveからデータを読み込むには、GraphQLが一般的な選択肢です。ここに書かれているようにGraphQLクエリを書くか、ArweaveをSQLのようなツールであるかのように問い合わせるためにardbを使うことができます。
NFTをアップロードしてアテンションリワードを獲得する
もしあなたが作品を公開しようとしているクリエイターなら、NFTとしてミントするのがベストかもしれません 。そうすれば注目報酬を獲得し、作品を販売し、転売で手数料を稼ぐこともできます。
KoiiはArweaveをストレージに使用するブロックチェーンです。同社の主力製品であるkoi.rocksは、ユーザーがARを消費してNFTとしてファイルをミントすることができます。誰かがファイルをロードすると、アップロード者は報酬としてKOIIトークンを獲得します。
KoiiでNFTを作成するには、いくつかの方法があります。詳細はこちらのガイドをご覧ください。どこから始めればいいのかわからない場合は、Finnieブラウザ拡張機能をダウンロードしてください。
バンドルでファイルを一括アップロード
大量のファイルを一度に permaweb にコミットしたいですか?bundles を使ってください。大量アップロードを可能にする最近の Arweave のイノベーションです。現在、arkb (-use-bundler) を使用するか、arbundles ライブラリを使用するコードを記述することができます。いつ、なぜバンドルを使うかについては、こちらのArWiki専用ページで詳しく説明されています。
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